Project POO
成島苑では、昨年8月より“Project POO”と称して、利用者様の排便コントロール力を向上するための取り組みを推進する委員会を設置しています。
委員会は、介護課、支援課、医務課、栄養課、機能訓練指導員の多職種で構成され、毎月開催をし、対象の方について情報の共有やどのような取り組みができるか検討、また評価を行っています。
取り組んでいく上で、まずは利用者様のことを知るためにアセスメントを行い、それぞれの困りごとや課題点から個人目標を立て、目標を達成するためにはどのような取り組みをすべきか各専門職で意見を出し合い、試行錯誤しながら取り組みを進めています。

現在行っている全体的な取り組みには、各フロアで全身運動できる動画を利用して毎日実施することや、日々の献立の中で食物繊維を意識して取り入れ、新しいおやつを提供するなどの取り組みがあります。
実際に毎日積極的に体操に参加し、食事や水分もしっかりと摂っている方で安定した排便が見られるようになった利用者様もいらっしゃいます。


しかし、利用者様ごとに悩みや課題点は異なるため、個別的な取り組みも同時に進めています。
運動することが難しい利用者様については、腹部を温めることで排便が促されるのではないかという意見が出たため、医務課の助言の下、毎日湯たんぽを使用して腹部を温めることで刺激をしています。

反対に緩い便が頻回に出てしまうことが課題として挙がった利用者様については、服薬内容を医務課より嘱託医へ相談していただき、利用者様にとって負担のない排便リズムを目指すために内服調整を行っています。
年齢を重ねるとともに便秘になりやすいと言われており、実際に成島苑でも課題の一つとして挙がっています。しっかり食事を召し上がっていただくためには、排泄があることは必要不可欠となります。
まだ取り組みは始まったばかりで試行錯誤することも多く、期待通りの結果を得られない時もありますが、利用者様の健康維持のために根気強く取り組んでまいります。
