介護計画②(良い人生、良い生活の実現)
介護計画作成時に目標を利用者様と一緒に決めさせていただきます。
以前S様の目標を決める時に「私なんかに目標を決めてくれたの?ありがとう」と言われたことがあります。
施設内の生活を送る上で「目標」を決め生活する大切さがわかった瞬間でした。
S様は「役割を持つことで生きがいにつなげることができる」を目標に日々家事行為などを行っています。
写真は毎日15時に隣の席のT様に紅茶を淹れている写真になります。
紅茶を淹れ終わりT様と乾杯をするのが日課です。


誰かの為にお茶を淹れるという「役割」を持つこと、その行為を通じて両利用者様の生活の喜びや生きがいに繋がると職員は考えています。
続いてはT様の介護計画を紹介します。
T様は日々「施設内の役割(食事のメニューを書く)を持ちながら、趣味の絵や習字ができる」を目標に生活されています。
写真は毎日行っている食事のメニューを読み上げられている様子です。


毎日3食、他利用者様、職員に聞こえるように大きな声で読み上げてくれます。メニューだけでなく、「天気」「施設行事」「祝日」にまつわる話をしてくれます。
写真を撮った日が施設で最高年齢(106歳)の利用者様のお誕生日でした。T様から「今日は施設で一番長生きの方のお誕生日です!」の合図のもとバースデーソングをフロア全体で歌いました。
最後になりますがN様の介護計画を紹介したいと思います。
N様は日々「週一回運動クラブに参加する(フロアで毎日体操リーダーを行う)」を目標に生活されています。
「今から体操やりますよ」と他利用者様に声をかけ参加者を集め、体操が始まると先頭に座りお手本となるよう率先して行われています。

現在、月に数回開催されるフィットネスクラブに参加されています。
今後週一回開催予定の為活動レベルの目標である体重維持を目指し頑張ると意気込まれています。

目標を持って生活をする事。
それが生きがいや生きる活力になる利用者様は多いです。活力や生きがいになるからこそ利用者様も職員もその目標に向かって頑張れるのです。
目標に届くように日々取り組んでいきたいと思います。
