介護実習
5月28日~7月4日まで中央介護福祉専門学校から4名の実習生が来ていました。
今回の介護実習では介護計画の作成を実施しました。
~指導者と実習生の関わり~
【ショートステイ(サンフラワー)】
認知症重度の方へのコミュニケーション方法に日々悩みながら実習を行っていました。
コミュニケーションを重ねていくうちに、利用者様との信頼関係が構築され、普段のO様では興味を持たれないことでも「実習生が言うならやってみよう」という様子が見られました。
また、今まで他利用者様と自らコミュニケーションをとられる様子はあまり見られていませんでしたが、実習生が関わるようになってから他利用者様に自ら話しかける様子が見られるようになりました。
実習は実習生に指導するだけではなく、指導者自身の課題やフロアの課題、利用者様の新たな一面を知る大切な機会となっています。
【ショートステイ(マーマレード)】
お花が好きな利用者様に対し、たくさんのアプローチをしていました。
種から育てる取り組みを行いましたが、実習期間中に芽が出て来てくれ、利用者様と一緒に喜んでいる場面がとても印象に残っています。
学校では学べないことを学ぶことができるのが実習なので、集中して勉強に取り組まれていました。実習を指導していく中で、自分実施の勉強不足な所、技術不足な所を自覚することができました。これから仕事をしていく中で、自分の不足している所を補えるよう努力を続けて行きたいと思いました。
【ライラック】
従来型での実習という事で利用者様の人数も多く、身体状況や個性等を把握するのがとても大変だったと思いますが、1人1人と丁寧に関わり、介助をされていました。
介護計画書の作成にあたり、失語症の方を対象者に決めて実習を行っていただきました。コミュニケーションが難しい部分も多くありましたが、その方の思いや今後の施設での暮らしについて、細かくアセスメントしていました。より良い生活を送っていただけるよう、実習生が考えた介護計画を現場で活用できるように取り組んでいきたいです。
【クローバー】
今回の実習指導を通して、まだ試したことのなかった方向から実習生とアプローチを行い、職員もまだ気づいてなかった対象者様の可能性に気づくことができ、本人様のこれからをとてもよくする介護計画の作成が行えたと思います。
どのようにしたら実習生にわかりやすい指導ができるのか、適した技術を伝えられるのか等、指導を通して実習生だけでなく私自身も新しい学びが多くある実習期間でした。
【介護過程委員会に参加】
各フロアに介護過程委員がいます。毎月、委員会を開催した際にミニ勉強会を行っています。
実習生にも参加し、職員も勉強をしている姿を見て学んで頂きました。
【情報伝達・多職種カンファレンス】
新規利用者様を受け入れる前に、支援課からの情報伝達(カンファレンス)があります。
そこでは事前情報をもとに、成島苑ではどのように支援させていただくかを事前に専門職で話し合います。多職種連携の必要性を学んで頂きました。
【反省会・レポート発表】
最終日には、介護過程の発表会とこれまでの学びをレポートにまとめ発表を行います。
介護課だけでなく、支援課などの多職種が多数参加されました。
今回は同法人の明心苑から、副施設長をはじめユニットリーダー3名の方が見学に来られました。
実習の受入れの準備が始まっています。
実習生を受け入れて下さいました入居者様・ご家族様には感謝申し上げます。
これからも、未来の介護職を養成学校と連携して育てていきたいと思います。
学生達よ、成島苑に戻ってきてね~👋