お餅つき~ライラック~
新年初めのブログは12月30日に行ったお餅つきのエピソードになります。
お餅つきを開催するにあたり、中央介護福祉専門学校の学生3名がボランティアとして来苑し、一緒にお餅つきを行いました。
各フロアの様子をお届けするのですが、ショートステイが感染対応中だった為、同じ日には実施できませんでした。
特養の様子からお届けしたいとおもいます。今回は従来型(ライラック)の様子をお届けします。
もち米を吹かし、やわらかくなるまで男性職員がついてくれました。周りの利用者様からは「頑張れ~」「よいしょ。よいしょ」などの声が聞かれました。
やわらくなり、利用者様の出番となった時に職員より誰から行きますか?と全体に聞くとN様より「私やる!」と張り切ってお餅をついてくれました。
きぬを持つのが難しい方でも職員と一緒に持つ事で参加する事が出来ました。
始めは私はやらないよと言っていたT様。周りの利用者様からや職員からやらないんですか?と聞かれると「しょうがないあ~やろうかな」と言いながらボランティアさんと一緒にお餅をついてくれました。
片麻痺のS様とT様。支えがあれば参加できました。できない事を支援するのではなく出来る事、利用者様が望んでいること、やりたいことを支援する。
それが介護の仕事だと、T様やS様のお餅つきの様子を見て思いました。
最後は介護主任さんがついて終わりました。
行っている際利用者様からは「よいしょ。よいしょ。」や「昔はもっと大きいお餅作ったよね」、「お餅食べたいな~」などたくさんの言葉が聞こえてきました。
利用者様のコミュニケーションを引き出すのも笑顔を引き出すのも介護の仕事だと思います。昔からの伝統的な行事を施設に入所しても継続しておこなう。
昔からの行事を行うと利用者様から過去の話を聞く事ができます。その方の入所前の生活を知る事はコミュニケーションをとるきっかけになります。
今年の年末も、皆様と一緒にお餅つきができますように…。