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-日々のあすか物語-

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2024.11.12特別養護老人ホーム 成島苑

お寿司レク

介護計画作成時にアセスメントをする際に利用者様に好きな食べ物は何ですか?今食べたい食べ物は何ですか?と聞くことがあります。

利用者様が口をそろえて食べたいというのが「お寿司」なんです。

9/27にベルナチュでお寿司レクを実施しました。

当日の朝利用者様に今日のお昼は「お寿司です!」と伝えると本当に?わー楽しみと聞かれると同時に笑顔が見られました。

 

昼食の準備が終わり各テーブルに職員が回って好きなお寿司を選んでいただきました。

ネギトロ・マグロ・中とろ・サーモン・たまご・アナゴ・イカ・タコ・真鯛・いくら・エビの中から2~3個選んでいただきました。選んでいる際利用者様からは「何にしようかな?職員さんのおすすめはあるの?」など普段の食事では聞けない質問が職員に沢山上がりました。

 

お寿司を選んでいただいた時にK様より「あたたかいお寿司はあるの…?」と聞かれました。K様の対応をしていた職員が「あたたかいお寿司はないですよ…?」と答えるとK様は笑顔で「フフフ。」と笑っていました。お寿司を提供すると「おいしいね」と頬張る姿が見られました。後日ご家族様にそのお話をすると、「母はお寿司が大好きなんですよ。でも一緒に暮らしていたのにあたたかいお寿司の話は始めて聞きました」とご家族様も笑顔で話してくれました。

「昔はね娘とよく回転寿司開店に行ったのよ。もう死ぬまでお寿司食べれないのかな…。死ぬ前にもう一回お寿司食べたいな」と教えてくれたA様。そのA様の思いをかなえたいと思い、お寿司レクを実施したのも1つの理由です。当日になり、A様にお寿司を選んでいただくとA様より「ええ。本当にお寿司食べれるの…?夢みたい」と話してくれました。お寿司を食べ終わると職員に美味しかったよ~と笑顔で教えてくれました。

 

 

今日の昼は寿司か!と一番男性陣の中で反応が良かったI様

選んでいただく際も「あー迷っちゃうな~」と話していました。美味しいですか?と職員が聞くと「あー上手いよ!久しぶりに食べた」と笑顔で教えてくれました。

普段主食を全量摂取されることが少ないI様。この日は全量摂取されていました。

お寿司レクを実施するにあたりユニット職員だけでではなく、他ユニット職員や多職種が来てくれたことにより盛り上がりました。退居になってしまった利用者様のご家族様にお寿司レクを行った事をお伝えすると「施設に入ってもお寿司食べれたんですね。最後に好きなものを食べられてよかったです。感謝しかないです」と聞かれました。ご家族様のお話を聞いて改めて「好きなものを食べる。」介護施設に入所してもそれは当たり前な事だと思います。その当たり前が今後も出来るようにしていきたいです。

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