職員研修 ~不適切保育を防ぎ 主体的な保育を進めるために~
5月31日に職員にて研修を受けました。
・認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワーク 理事
・子育てアドバイザー/キャリアコンサルタント
・WEBサイト「こそだて」編集長 講師の高祖 常子先生に来て頂きました。
まず初めに、24時間以内にあったいいことを考えてみよう!と各3、4人ずつ近くの先生と一緒に話しました。
その日のクラスの様子で「〇〇が上手になったこと」や「昨日の家での〇〇が美味しかった」など様々な話題がでてきました。
このようにワクワクすると記憶力がよくなり、いいことに繋がるそうで、先生達の表情も笑顔です♡
さて本題ですが・・・
子どもの権利についてや子どもへの向き合い方、不適切な保育とは?と様々な話があった中、みんなでワークをしました。
1、以下の状況になったとき。子どもに今して欲しいことは何でしょう。またあなたならどうしますか?
ある日の保育室。帰る時間が迫ってきて、おもちゃを片付ける時間に。保育士が子どもたちに「片付けよう」と声をかけました。いくら言っても片付けをしないA君。保育士の言葉を聞いて、さっと片付けを始めたB君がA君のおもちゃを片付け始めると、A君が「何で片付けるんだよ!」と怒って、A君とB君が喧嘩に...。
2、A君の気持ちは?
3、どんな大人になって欲しいですか?「〇〇な人」「〇〇できる人」
4、そんな大人になって欲しいと思ったら。あなたは子どもに、どう接しますか。
と、一人ひとりが考えて、グループに分かれて話しました。
この場面に限らず、行動の背景には理由があり、気持ちを言葉にして、子どもの気持ちを受け止めること。状況整理をし、相手の気持ち、職員の気持ちを伝える。また、成長に応じて、選択肢を示したり、解決のヒントあるいは、アドバイスするなど、可能な場合できるだけ子どもに選択させること。子どもたちが自分で決めて動けるように関わっていくことの大切さを感じました。
一人ひとりの職員が子どものありのままを受け入れ、寄り添った保育ができるように今後も学びの研修を続けていきたいと思います。